ワーホリ(ワーキングホリデー)とは、若年層(18歳から30歳まで)が利用できる海外留学制度です。
この制度では、特定の国や地域に1年間滞在することができ、滞在中に観光や語学学校への通学、アルバイトなどが可能です。
主なメリットは下記の3つです。
1. 生活費を稼ぎながら海外で生活できること
2. 長期間の海外滞在が可能なこと
3. 貴重な人生経験を得られること
ワーホリを通じて、異文化交流や語学習得、仕事体験などを経験することがでるのです!
私は社会人になってから7年間の海外留学経験があります。初めて長期間、海外生活したのはカナダのトロントでのワーホリ体験でした。
私の場合、10代の頃から海外生活に憧れていましたが、なかなか踏み出すことができず、20代後半で日本を飛び出しました。
でも、今だに後悔していることがひとつだけあります。
もっと早くワーホリを利用していればよかった…
今日はワーホリのメリットとデメリットについて説明することで、これから「海外留学したいなぁ…でもなぁ…」とごちゃごちゃと悩んでいるあなたの背中を押せたらいいなと考えています!
ワーホリのメリットとデメリットとは?
ワーホリにはたくさんのメリットがあるように、もちろんデメリットもあります。
メリットばかりではないんだにゃあぁ…
ワーホリの良し悪し両面を知ることで、あなたにとって行くべきかどうかを判断する材料になります。
まずはメリットから見てみましょう!
ワーホリで海外に行くメリット
ワーホリを利用して海外へ行くメリットはたくさんあります。
- 現地の文化を体験できる
- 語学力を向上させることができる
- グローバルな交友関係を築くことができる
- 海外で生活することによる異文化交流やアクティビティの機会
- 国際的経験をしたことで自信が向上する
- 働きながら語学を学べる(就労ビザと違い、学生ビザは働けないケースが多いから)
- ビザの申請などにかかる費用が安価
一般的に言われているメリットは上記7つかと思います。
でも私が思う最大のメリットは「どんな状況にも対応できる人間力がつくこと」だと思います。
ワーホリの最大のメリットは「異次元の対応能力」を手に入れられること
海外生活は「己の成長なくして生きていけない世界」です。
常識も日本とは違い、対応していけるようになるためには変化変容を余儀なくされる日々だからです。
前に読んだ本に「うつ病の治療のひとつとして海外生活をすることもアリ」というのを読んだことがあります。
これを聞いたとき俄然、納得でした。
海外生活では「日本ではありえないこと」が次々に起こります。それに毎日対応していかなければなりません。
このような環境は、うつ病の症状のひとつ、悪いことばかりを繰り返し考えてしまう「反芻思考(はんすうしこう)」という症状を止めることができるからだと思います。
それに、慣れない英語を使うためにも頭の中はいつもフル回転にゃ!
慣れない言語を操り、常識も異なる世界で生きていくためには自分を変えていくしかないのです!
あなたの中に成長欲求が絶えないのであれば、ワーホリは最高の人生経験になるでしょう。
では次に、デメリットを見ていきましょう。
ワーホリのデメリットとは?
物事にはいい面があれば悪い面もあるので、良くない部分もしっかりと把握しておくことが成功の鍵となります。
場合によっては、留学を見送った方が良いケースもあります。
一般的にいわれるワーホリのデメリットは下記になります。
- 事前準備ができておらず語学力の伸び悩みなどがある
- 出発前に目的を明確にできていないと後悔の可能性が高まる
- 就活時にワーホリ経験について深く突っ込まれた際、対応できない可能性がある
- ワーホリ期間中だけでなく、渡航前にも準備や計画が必要
- ワーホリ経験者に対する一般的な印象は「学校や仕事を休んで遊んできた人」である可能性がある
- ある程度の貯金を用意しておく必要がある
上記をまとめると「目的意識」と「計画性」がない人には向かないことがわかります。
かっこいい外国人の彼氏が欲しいにゃ〜
こんな動機も悪くはないですが、恋愛感覚も違う外国で、ろくに英語もできない状態でいけば、痛い目にあって終わる可能性は否めないですよね。
また帰国して就活をする際、海外で学んできたことを聞かれたとしたら、なんと応えればいいか戸惑ってしまうでしょう。
では、どんなことを意識したら将来にも有意な留学経験になるでしょうか?
成功するワーホリ体験にするには?
自分のワーホリ経験から、ここは事前に押さえておくといいと思えるポイントは以下の3つです。
- ワーホリ経験を通して、将来的に何をしたいのか?
- 留学中にお金の心配をしなくていいくらいの貯金はあるのか?
- 自分の英語力はどれくらいあるのか?
詳しく説明していきます。
ワーホリ経験を通して、将来的に何をしたいのか?
学生時代に英語が得意な教科だった人は、すでにある語学力を伸ばすための実践の場としてワーホリを使うのはアリです!
でもその先に、何をしたいと考えているのか?もしくはどんな可能性を期待しているのかを明確にしておくといいでしょう。
私の場合、ニューヨーク留学する前の準備期間としてカナダのトロントでのワーホリを選びました。
いきなりニューヨークに行くよりも、安価にビザも取れるワーホリで海外経験を積んでおくことで「心の余裕」ができたと思います。
次に大切なことは「留学費用の準備」です。
留学中にお金の心配をしなくていいくらいの貯金はあるのか?
これは一番重要といっても過言ではないかもしれません!留学資金をしっかりと用意することです。
充分な貯金がなければ、ワーホリに行くことはおすすめできません。
ワーホリは「働くことができるビザ」
貯金がなくてもきっと大丈夫にゃ〜
そう思うかもしれません。
しかし、ワーホリで100%仕事が見つかる保証などどこにもありません。
留学するなら、今すぐ、貯金を始めてください!
また留学代理店によっては、留学費用(旅費、学費、ホームステイ費用など)を貸してくれる業者もありますが、絶対に利用しない方が良いでしょう。
実際、そのような業者に「ワーホリは働けるから貯金が少ししかなくても、仕事が見つかれば大丈夫だよ!」などと言われてお金を借りてしまい、ワーホリ中に仕事が見つからずに「不安でまったく楽しめない…」という人にあったことがあります。
1年間カナダにワーホリで行くならば、120万円は最低でも貯めておきましょう。
次にあなたの英語力についてです。
留学前、自分の英語力がどれくらいあるかを把握しているか?
あなたは自分にどれくらいの英語力があるか、把握していますか?
英会話ができなければ、海外生活はとても苦しいものになります。
私の場合、日本国内で外国人との仕事の機会も多かったですし、ルームシェアでカナディアン、イギリス人、フランス人などのルームメイトが多かったので、「海外でもやっていける」という謎の自信がありました。
しかしながら、学歴は中卒で専門学校に通っていたため、英検4級くらいの学力しかありませんでした。
そんな状態で留学したので、事前に勉強することもなく勢いで行ったトロントのワーホリでは、鬱々とした半年間を過ごしました。
完全に自分の英語力を見誤り、「留学失敗」と言ってもおかしくない状況でした。
もっと英語の勉強をしておけばよかったにゃ…
せめて、英会話教室やオンライン英会話など実践的な英語学習をしておけば、学費も無駄にしなかったのにと反省しています。
まとめ
あなたもこれら3つのポイントに対処しておけば、ワーホリのデメリットを克服してメリットを充分に得ることができます。
1.ワーホリ経験を通して、将来的に何をしたいのか?
2.留学中にお金の心配をしなくていいくらいの貯金はあるのか?
3.自分の英語力はどれくらいあるのか?
ワーホリに興味がある人は、好奇心が旺盛で国際人として活躍できる人物になる可能性を秘めています!
ぜひ、頑張ってみてください!